イタリアへ戻ってきました。②
【ラ・リリカ】のHPをご覧いただいているみなさま、こんにちは。お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、今回はイタリア到着後の自主隔離期間を終えフィレンツェに戻ってからの様子です。
翌日の学校のスタートに合わせて、日曜日の午前中にウンブリアのFolignoという駅を出発し、電車で3時間弱懐かしいフィレンツェに到着しました。
急に寒くなり始めた山よりも少しマシでしたが、それでも長袖のTシャツにレザーのライダースを羽織ってちょうどいいくらいの気温。
サンタ・マリア・ノベッラの駅から小さなスーツケースを引き、いつもの近道を通って半年ぶりの我が家に到着した時にはホッとしてちょっとした感慨がありました。
カギを開け部屋に入り、窓を開けて空気を入れ換え、狭い部屋の中を簡単に掃除して荷ほどきもほどほどにスーパーへ食料品の買い出しです。
とりあえずすぐに食べられるものから買い集め数日は毎日スーパーへ通いました。
街中の様子ですが、ロックダウンを経験した友人から聞くと、ようやく普段の賑わいを取り戻しつつあるとのでは…といいます。
が、秋の観光シーズンにしては圧倒的に人が少ないという印象です。
予約必須のウフィッツィ美術館ですら、平日なら予約なしでもスイスイ入場できると聞きました。
観光産業が街の主軸を担っているフィレンツェでは、きびしい状況にはまだまだ変わりはないようです。
以前通っていた学校も、生徒が集まっていないことから、別の学校と合同で授業を行うことになり、場所を移動しました。
移動後の学校が私の暮らす家から徒歩2分ほどの極近だったことがうれしいオマケでした。
(朝はギリギリまで寝ていてもOKです。)
アンジェラの工房へもあいさつに行き、また以前と同じく本店・工房へ通いながら商品のセレクトや情報収集をさせてもらえることを快諾いただけたので早速お仕事もスタート。
少しずつですが色々な面で調子を取り戻しつつあります。
しばらくはこちらで頑張らなくては…と覚悟を新たにしています。
幸せの赤いチンクエチェント。
2020-10-05 22:15