イノシシ肉のサルシッチャ。
【ラ・リリカ】のHPをご覧いただいているみなさま、こんにちは。お変わりなくお過ごしでしょうか。
都市ロックダウン中のフィレンツェを逃れて、ウンブリアの山の家で毎日を過ごしている店長宮本です。
ここ数日急に冷え込みがキツくなったなぁ~と思って、
向こうに見える山のもう一つ奥の高い山を見ると
てっぺんあたりが真っ白です。
きれいに冠雪していました。
そりゃ寒いですよね…。
見えるでしょうか白いのは雲ではなくて雪でした。
とにかく周りは山・山・山…。
少し前まではキノコ狩りで森に入っていましたが、
キノコのシーズンも終わり、さて次の行事は…?
今は山での狩猟シーズンが始まっていて、村の肉屋さんでもイノシシ肉が普通に手に入ります。
今日は朝から頼んであったイノシシ肉12キロを使ったサルシッチャ(ソーセージ)作りです。
まずは骨付きのお肉を骨・赤身・脂身に分け、赤身と脂身をミンチ機に入る大きさにカット。
ミンチ機にお肉を赤身・脂身と交互に入れ全体をミンチ状態にする。
左:12キロの猪肉ミンチ圧巻。
右:水で柔らかく戻した腸。
木製の大きなまな板(?)の上にミンチ肉を広げ、塩コショウをなじませてから、これでもかというほど手捏ねを繰り返す。
小さなフライパンでお肉を炒めて味見をし、みんなのOKがでたら腸詰機にお肉のボールを詰めて、ハンドルを回しお肉をゆっくり絞り出しながら腸の中へ詰めていきます。
ぐるぐるととぐろを巻いたサルシッチャ。
最後に爪楊枝で全体に空気抜きをして紐でしばって、乾燥したカンティーナ(食糧倉庫)で20日から1か月ほど乾燥させればサラミのようにそのままスライスしていただけるそうです。
もちろんグリルするなら出来立てのモノも美味しくいただけます。
店長宮本、サルシッチャづくりは2度目の経験ですが、男性陣のあまりの真剣さぶりに圧倒され何のお手伝いもできずにまたも眺めていただけでした。
20日後が楽しみです。
2020-11-24 22:52